なにかを決める

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大学受験の時、『偏差値の高い子は東大か医学部を目指しなさい』
こう指導された記憶があります。

でも私にはこういう考え方は肌に合いませんでした。
比較してものごとを決めるんじゃなくて『お前、ほかのも見てみなくていいの?』
と言われちゃうような、そんな生き方が好きなんです。

ボルトを見て100mのスプリンターを夢見たら、脇目もふらずにボルトの背中を追うような、そんな男でいたいなって思うんです。

私が医者になろうと思ったのは中学1年の時。
根元先生という国語教師を見て決めましたが、別に悩んで決めたわけじゃありません。
一瞬で決めました。しかも会った初日。
彼を一目見て決めたんです。
まったく深く考えていない(笑)

むしろ悩んだのは決めてからです。
私はかなり早い時期に根元先生に言いに行ったんです。その時はまだ車いすじゃなく、歩いていました。
もちろん喜んでもらえると期待していたのでしょう。

私     『おれ、医者になるよ』
ねもりん 『絶対に医者にだけはなるな!』
私     『泣』

根元先生は医者からもらった薬をほとんど捨てていました。
わけのわからん本で自分で薬の成分を調べて捨てていました。
その姿が私に一生の影響を与えました。

当時、根元先生とお医者さんの関係は全然うまくいっていなくて、もうちょっとこうしたらいいのにということがいっぱいありました。

あれから20年。
特に意識してきませんでしたが、私はいまだに同じものを追い続けています。