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私は認知行動療法(CBT)を千葉大学で学びました。
CBTはカウンセリングの技法のひとつです。
認知行動療法(CBT)とは、考え方のゆがみを矯正し、行動に落とし込んでいく技法ですが、うつ病などの精神疾患に効果を示すことが証明されています。
うつ病、パニック障害や強迫性障害などの不安障害(昔は神経症と呼ばれました)に用います。
基本は、不安など負の感情からの逃避心理(恐れる・避ける・覆い隠すなどの逃げの心理)から、負の感情に向き合わせる方向にもっていきます。
その時の症状を克服するために様々に工夫していきます。
詳しくは省きますが、要するにあるがままに受け入れるということです。
そして一般的に忘れていくように治っていくと言われています。
私は専門は内科ですが、精神科や心療内科の患者さんも相当診ております。
その経験と照らし合わせてみても、合点がいきます。
これは言葉で言い表すのは難しいのですが、認知行動療法で徹底的に教えたアドバイスすらも忘れてしまう。
頭ではなく体で覚えたということなんでしょう。
こうして治っていきます。
今はあまつぶ内科クリニックは予約制のクリニックではないため、十分な認知行動療法を行うことは不可能ですが(十分なカウンセリングを行うには完全予約制にして1人1時間の時間を確保する必要があります)、診療の随所に、特に心療内科の診療に用いております。
小堀先生をはじめ、千葉大学精神医学教室の皆様に感謝しております。