もっと先輩の背中をみようっと

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ふじ内科クリニックの院長、内藤いづみ先生です。
先生の対談記事を読んで、この文章を書いています。

世の中にはすごい人がいるのですね。尊敬する先輩の話は本当に力になります。自分の中で力が生まれてくるのが感じられますものね。

感動した話はたくさんあるのですけど、たくさん書くより、ひとつだけにします。

モルヒネの使い方がとても勉強になりました。昔は山梨県内で一番モルヒネを使う医者だったけど、今では、モルヒネをそんなに使わなくても緩和していけるようになったというところです。

そして、そのコツはなかなか教えることはできないと。自分で苦労しながら、時間をかけて学ぶしかないと言われております。時間の積み重ねでしか体得できないと。

私が初めてモルヒネを使った患者は50代男性で肺がんの方です。最期は奥さんと娘が病室に泊まり込んでの壮絶な現場でした。医者になって3年目の冬のことで、その冬が終わるとともに私も潰れました。

いのちに向かい合う仕事ではそうやって潰れていく人はたくさんいるということも教わりました。
でもそうやって潰されてしまった自分だからこそ、つかみとった何かもあると思うんです。

人間そのものを診て、一人ひとりのいのちが終わるまで付き合う。
自分のこの仕事をより良いものにどうやったらしていけるかのヒントを彼女からもらいました。

まぁ、端的にいえば、いのちについて学ぶためには一人ひとりと向き合って最期に至るプロセスを一緒に体験させてもらい、学びなさいということでした。

今の自分なら、そう簡単には潰されないと思うので、また細々と、そして長く、いのちについて学んでいきたいです。