パールマン

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イツァーク・パールマン

バイオリンの音を聞くと、どこか胸やお腹の奥に重い石が入ったような感じになり、苦しんでいた私。
それを解きほぐしてくれたのが彼の音です。

おそらく、バイオリンに真剣になるあまり、入れ込みすぎて、気負いがあったのでしょう。

神経を張り詰めていた私に彼の音が優しく、
「そんなふうじゃダメだ。」
「もっとラクに、もっと楽しまなきゃ。」
「もっとよく自分の音を聴きなさい。」
「バイオリンと一体になるんだよ。」

聴きながら、いろんなことを話した気がします。

言葉にできないやりとりを重ねるなかで、やっぱり一番大切なことは自分に正直になることかなと思います。とりつくろったり、ムリに正解らしき所に落ち着けようとしたり・・・
弱い私は、ともすれば安易に、早く早く答えを欲しがります。

でもやっぱり答えはないのじゃないかと思うんです。

どう感じるか。
自分の心に正直になって、認めてあげる。受け入れる。
ドロドロした汚いものでさえ・・・

快・不快をこえた深い世界に入ることは、こわくもあり、楽しいことだけじゃないかもしれないから、安易に人に勧められないけど、勇気を持って入れば、きっとあなたにしか手にできない、あなただけの何かがあるはずです。