
今日、外来をやっていて、すごくうれしい事がありました。医者として振舞わなきゃだから、ガッツポーズはできませんでしたが、心の中ではこの男性のような感じでした。
患者 「先生、実家に帰ったの?」
私 「帰ってないよ。帰れる状況じゃないんだ、うちは。」
患者 「だって幼稚園がブログに乗ってたよ」
私 「ネットで簡単に引っ張れるんだよ」
患者 「(実家とのことは)時間が解決してくれるよ」
本当はすっごくうれしかったんです。表情には出しませんが・・・
人の心って不思議なものですよね。本当にちょっとしたことで嬉しかったり悲しかったり苦しかったり・・・私だけ?
今まで仲が良かった人が離れていくことが身を切られるようにつらい。
でも、こんなやりとりをしただけで心に光が差したようにガラッと変わる。
4月、5月は健診の仕事をするので、大学病院の外来も残すところあと4日。
特別なことをする必要は全くない。
いつもどおり、淡々と、少しでも自分のできることをやります。
最後だったり、時間なかったり、あせったりしたときにこそ、ひとつでも、ひとつでもの姿勢が大事。
救急ではそういうふうに教わります。
あわてたり、気合入れても、何もいいことはないと教わりました。