今日ご紹介するのは『50歳からの生き方』。
佐々木さんはうつ病を患った妻と自閉症の長男を守りながら、ビジネスマンとしても活躍され、スーパーマンみたいな方です。
人はみな1日24時間しか与えられていないのに、この差はどこから来るんだろう?
大学時代、「ビッグツリー」や「そうか、君は課長になったのか」などをむさぼるように読んだものです。
この『50歳からの生き方』で一番私が勉強になったのは、左遷された時の姿勢です。
東大を出て、家族を守り、出世コースを歩いていた。
そこにきて50代での左遷人事。
出向先では“ヒマ”だったそうです。
でも佐々木さんはそんな“ヒマ”な職場だからこそ、本が書けて、次の世界へのつながったと言います。
この本では、その左遷人事をしたトップの方との和解する場面も出てきます。
「人生万事塞翁が馬」
本当にその通りだと思います。
むしろ、思い通りにいかない時、ピンチの時。そんな時にこそ結果的には道を開くことになることが多い気もします。
そんなことを身に染みて再確認させられた本です。