新しい次の目標をやっとみつけてきました。
先週末、千葉のバイオリンの先生のところに体験レッスンに行ったついでに、東京と横浜を2日かけて歩き回り、バイオリンの試奏をしまくりました。
それでも自分の足では(能力では)2日かけて合計3店舗まわるのがやっとでしたけど。
必死の思いで見つけたバイオリンはこれ。
ジョバンニ・グランチーノ
イタリアのミラノのバイオリンで1713年に作られたもの。
ただとんでもなくお高いので、いまはちょっと手が出ません。
店長やお店の方がとっても良い人たちで、富山から来たと伝えたら、「嬉しいねぇ」と言ってもらえた。私の方が嬉しかったです。
次の目標
今から10年バイオリンを続けて、いつかこのバイオリンを買って、あまつぶコンサートを院内で開くつもり。
この前の週末は私にとって人生の転機でした。
もうバイオリンを辞めようと思って東京に行ったんです。
横山先生にも正直に言いました。バイオリンも手放して、もう辞めると。
黙って聞いてくださいました。
駅で、今まで10年使っていたダニエル・スコラリーという母に買ってもらったバイオリンと2人。
泣けてきました。
そして渋谷でこのバイオリンを弾いたんです。
5月20日
日曜日の午後の渋谷。
若い人たちが行きかう中でバイオリンを背にした中年のおっさん。それが俺。
次の夢が確かに、かすかではありますが確かに、見えた気がしました。
私はこれから全力でそれを追うつもりです。
PS;バイオリンの値段は言おうと思ったけどやめました。お金はどうでもいい。お金の問題じゃないんです。情熱とか生きがいの問題なんです。
ちょっと、めんたま飛び出る値段です。家が買えそうなくらい(笑)
はぁ~、先は長いな・・・
ジョバンニ・グランチーノ。1700年代のバイオリン職人みたい。今から約300年前。
興味がわいたので日本の年表をあたってみました。
1702年 赤穂浪士の吉良上野介邸への討ち入り。いわゆる忠臣蔵
1709年 生類憐みの令を廃止(将軍綱吉の死による)
1716年 8代目である徳川吉宗が将軍になる。
江戸時代のちょうど中間あたりの時代ですかね。
龍馬たちの幕末からさらに100年以上も昔。
そんな昔の楽器がなぜこれほどの音を出せるのか。
むしろその長い長い時の恩恵でのみ作り出される音。
月並みな言葉しか出てこないけど、やっぱりすごいなぁ・・・