
私はとっても変わった子供でした。
私の記憶はないのですが、同じ絵本のページを何時間も何時間も見ている私を見て、母は何かおかしいと思って病院に連れて行ったそうです。なんともありませんでしたけど・・・
そして、友達がずっとできませんでした。
そのために、祖母がいっつも私と遊んでくれました。
最大の楽しみは月に一度、祖母と医院に行くことでした。
バスで駅まで行き、医院に行き、その後、長崎屋というデパートのような所で、食事をして、帰りにスーパーで買い物をして帰ってくるというコースはいっつも、いっつも変わらないのに、とっても楽しかったんです。
今から思うと、医院以外は出掛ける所が私達にはなかったんです。
そして、私がこれからやりたいことは、あのころ祖母と二人で、たった一つの通える場所だった医院に負けないようなクリニックをつくることです。
年をとって、行くところもあまりなくなった人達が、通うのを楽しみにできる場所をつくる。
まぁ、文章にするとこういうことです。
イメージは強烈に、鮮明にあるんだけど、あまりちゃんと伝わらないんだよなぁ。
妻なんて、はぁ?とか言って、聞いてますもんね(笑)