星の王子さま

星の王子さま
小さいころから何度も読み直している本です。

この『星の王子さま』はサン=テグジュペリが21歳年上の親友、レオン・ウォルトに捧げた本で、その翌年にサン=テグジュペリは亡くなります。ユダヤ人であるため、ナチスから隠れて暮らす親友を励まし、慰めるために書いた本です。

いろいろな深い大切なことが書かれています。
有名なのは、『心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは目に見えないんだよ』だと思います。

キツネからこの言葉を聞かされた王子は、自分にとって大切な人に気づくんです。

嫌な言葉をたくさん言ってきて困らされた一輪のバラ女史が、実は自分にとってかけがえのない唯一の存在であることに気づいて自分の星に帰っていくお話しです。

うわべの関係じゃなく、本音でぶつかることでしか得ることのできない深い深い絆。
それをキツネはこう王子に教えました。
『あんたは、おれにとって、この世でたったひとりのひとになるし、おれは、あんたにとって、かけがえのないもの』

これこそが、医者と患者の目指す関係でもあるのだと私は思います。
だからこそ、日野原先生は、問診で一番大切なことは、患者の生活背景を知ることだと教えたんだと思います。