医学生へ

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これは私は2007年の医学生4年次に書いたものです。
僻地に医者を増やすにはーレジデント初期研修用資料から抜粋しました。

今となってみると笑ってしまいますが、当時は真剣です。

ちょっと大事な話を書くので、ここだけ覚えておいて下さい。
どうしたら医者として、特に家庭医として伸びるかです。

技術ははっきりしています。See one,Do one,Teach oneです。
見て、やって、教えるということです。
特に早く教える段階に行くことです。
人に教えるときに整理されます。

問題は診療です。
人に教えると言語化され、整理されるのですが、言語化できない部分があって、診察室の中でしか感じられない空気のようなものがあるからやっかいなんです。
現場の勘みたいなものです。

あとからカンファレンスなどで振り返ればわかるんです。
でもリアルタイムの診察室の中では、気づけないんです。

おそらく、精神的、時間的な圧迫もあるのでしょう。

それを克服しなくてはなりません。

私の僻地時代の指導医がよく言ってました。
「危ない橋を渡らないと伸びないよ」と。

冷や汗をかき、苦しい思いをして、それでもやり続ける。
そんな診察室の中に1分でも1秒でも長くいること。

結局、カンファレンスやセミナーじゃなく、診察室でストラグルしていくしかないと私は思います。

苦しいけれども、診察室という名の戦場で、不安におびえながら、それでも診察を続けるしかない。
それしか方法はない。

知は現場にある。

苦しいけれど、一人じゃないよ。