
私は自分が他人よりも劣っていることがわかっていましたので、
人よりも秀でたものをつかみとろうと必死でした。
それを寸分のずれもないような職人芸に追い求めようとしていました。
でも思えば、いつの時代の私にも、私の傍に,
「そんなに無理しないで、もっとやりたいようにやったら」と心配してくれる人がいたように思います。
私は職人タイプではなかったんだとやっとわかってきました。
このチューリップたちをみて、なぜこんなにうれしかったんだろう?
1つ1つが全然完璧じゃないんです。
それでいて1つ1つが精一杯で、素晴らしい世界を作り出しているんです。
なんかうまく伝わっている感じがしないけれども、私が目指す道は、
目の前の1つが寸分たがわず完璧にいっても、ダメなんだということははっきりしています。