
ずっと、ずっと、ひとりでした。
平気なふりをしていましたが、やっぱりさびしいこともありました。
隠れて泣いたことも何回もあります。
父は大真面目に「こいつは奇人、変人だからな」といつも言っていました。
すごく傷ついていました。
なのに、なぜかいつも笑ってごまかしてしまい、今ではちゃんと父に伝えたり、喧嘩しなかったことをすごく申し訳なく思っています。
私は、自分が楽しいことを脇目も振らずに夢中でやってきました。
世間的には賛否があるのでしょうが、私はやっぱり医者として自分が良いと思うことを懸命にやりたいんです。
そう思って一人でコブシを挙げたら、いろんな仲間ができました。
うれしかった。
味わったことのない、こみ上げる様なうれしさです。