あまつぶ内科

富山県富山市にある内科クリニックです。院長が『自分を表現したい』とはじめたブログです。

開業医になりたい後輩たちへ

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現時点での私の考えをまとめて書いておきます。参考にして下さい。

開業医になるために必要な医学のことです。
内科での開業を考えている後輩に参考になることをまとめておきます。

心構えや精神的なこと、そして一番のネックであるお金のこと&場所探しのことはあえて省きます。

まず一番大切な力はプライマリ・ケアの力です。
プライマリの力をつけるために、救急と内科の初診外来の数をこなすことが一番重要な事だと思います。

健愛会の増子先生や医薬大の北先生といった尊敬すべき先輩に、どうしたら良い開業医になれるかを繰り返し尋ねましたが、2人が意見を同じくしておっしゃったことは、大学病院の入院加療や臓器別の専門家で何年やっても、何十年やっても、私たちが欲しい力は手に入らないということでした。

私が2人から強く感じたのは、混沌とした現場の中でつかみとるしかないということです。

予想される必要な重症疾患の入院加療のプロセス、ストーリーをスーパーローテートで手に入れて、あとはひたすら気が狂うほど外来をする。

あとはスーパーバイザーとかいう患者を診ずにアドバイスをする人から教わるんじゃなく、自分の眼で、自分の手で、患者の変化を感じ、小さなことを1つ1つ自分の中に蓄積していきます。

とにかく医学は、能力があるとかないとかはどうでもいいんです。

患者と向き合った量だけが自分の力量になってくれる、そういう学問だと今の私には思えます。

私たちの大先輩である日野原重明先生はこう言っています。
『臨床家は患者から学ぶ。患者の言葉や態度から私たちは本当の臨床医学を学ぶ。』