発熱について

この間高熱(40度近い)と頭痛の為行ったところコレなら取り敢えず問題無いでしょう、(かなりの高熱なのに?)と薬を出されたが1晩経っても熱が下がらず、他の所へ行ったところ、扁桃腺炎。知り合いから聞いていた通りの評判でした。かかりつけ医を変える前に知れて良かったです
 応用のきく知識ですので、説明します。
 
発熱で大切なことは、その原因、つまり熱源がなんであるかということです。
なぜ熱が出ているのかが一番大切です。
 
そしてその原因として一番多いのが感染症です。
感染症で大切な事は、抗生剤が必要か否かです。
 
大雑把に言うと、細菌感染ならば必要で、ウイルス感染ならば不要です。
もちろん、ウイルスによっては抗ウイルス薬をいくものもあります(インフルエンザウイルスや帯状疱疹ウイルスなど)。またマイコプラズマのような、細菌とウイルスのあいのこもいます。
 
ただ例外を言っていてもキリがないので、一般の方は細菌感染なら抗生剤が必要で、ウイルス感染なら不要なんだと認識しておけば充分です。
 
また感染の場所によって名称が変わりますが(のどなら咽頭炎、扁桃なら扁桃炎、さらに奥に行くにつれ喉頭炎、気管支炎、肺炎)、これもそれほど気にする必要はありません。大切なのは細菌性なのかウイルス性なのかです。
 
場所がどこだろうが大切なことはその感染源をどうするかが一番問題なわけです。
 
あとは症状の対処です。(熱、痛み、鼻水、たん、せき)
今回問題となった熱について説明します。
 
熱は下げる薬(解熱剤)は飲み薬と坐薬がありますが、どちらも基本は一緒です。
 
一番大切なのは使うタイミングです。
バイ菌と闘うために身体は熱を出します。なので体温を上げよう上げようとして、どんどん熱が上がっている時に使ってもダメです。そうではなくて、上がり切った時、上りどまった時に使います。
 
またその基準ですが、つらいようなら少し下げてやるが基本です。
医学書では、一応38.5度となっていますが、厳密にいうと間違いです。
なぜなら、体温には個人差があるからです。
 
だから何℃以上の発熱には解熱するというような解熱の基準はありません。
つらそうだったら下げると覚えてください。
 
まとめると、
①治療で大切なのは、バイ菌を抗生剤で殺す必要があるのかということ
②発熱は上がり切ってから、つらそうだったら解熱すること
 
以上です。参考にしてください。
 
文責:あまつぶ内科クリニック 院長 滝林正浩