感じること

「一所懸命な姿が人の心を打つんだ」と私は教えられてきた。

それが自分の人生の基本になってる。

 

システムや生産性で利益を追った方が賢く、1つ1つを手作りで真心こめて届けますっていうのが少なくなっちゃったけど、私はそういうのが好きです。

1点ものとか、すごく惹かれる。

 

自分の手で、身体で、土砂をかっぱいて、汗をかく生き方。

 

たしかに生産性や経営戦略を考えれば、1つ1つを分業体制にした方が良い。

例えば、人の絵を描くとして、生産性を高めるなら私なら以下のようにする。

眼なら眼をだけ、手なら手だけ、と各パートのエキスパートを作り、さらに機械に任せられるのはできるだけ人の手を使わないようにする。

例えば、本を作るとして、コピーする人はコピーだけをずっとやり、綴じる人は綴じ方をずっとやる。

 

それが生産性をあげるやり方だってことはちょっと考えれば誰だってわかる。

そして、これって私たち医学が辿って来た道そのものですよね・・・

 

1人の人間全体を診るのは大変だから、1つ1つ各パーツに分けて、それだけをやれば効率が良い。

例えば、皮膚なら皮膚。それもアトピー性皮膚炎だけをやる医者、もしくは病院。

とても理にかなっているんだけど、人間全体を丸ごと診る医者も一方で絶対必要なんだよね。ちょっと当たり前のような気もするんだけど・・・

 

まして心なんて置き忘れてきたのが私たちの医学でしょう。

整形なら整形だけ、それも手だけみます、腰だけ専門ですという専門医もモチロン必要でしょうけど、昔ながらの町医者のような、全体を見る医者が地域にはすごく必要だということを痛感しています。

 

それを今まさに実感として感じる毎日です。