医者のものづくり

テーマ:油絵・盆栽・サックスでものづくりをして、患者さんにちょっとしたプレゼントができるようになりたい!

ある医師の僕物語4

高校2年の冬。

私は高校を中退することを決めた。

 

もちろん両親は猛反対し、説得するのに時間がかかってしまい、やめたのは高3の春。

わずか1日だけ高校3年生を過ごさせてもらった。

 

それから紆余曲折を経て、北海道にひとり旅に出て、気づけば道路警備員になっていた。

 

お前は終わったなと同級生には言われ、お前には何も期待しないと父に言われた。

 

やたら長かったのと、工事現場の親方が怖かったのくらいしか記憶になく、身についたスキルはほぼゼロだが、ある言葉が心に深く残っている。

 

「キミはこんなところに長くいてはいけない」

心ある上司が私を叱ってくれた。

 

朝から晩までただ突っ立っているだけの日々。

空っぽの18の冬だった。

 

つづく