医者のものづくり

テーマ:油絵・盆栽・サックス・小説などのものづくりを通して、まちの患者さんにほんのちょっぴりむくもりを!

地域医療おぼえがき

富山市で開業医として働いて3年がたった。

標榜している診療科は内科・小児科だが、地域で医者をしていて感じるのは、富山市でいま一番足りないのは精神科のできる医者だと思う。

 

おそらく今後その傾向は加速すると思われる。

なぜなら認知症の治療より一層求められるからだ。

 

認知症やうつ病は精神科の領域であるが、我々一般医、ようするに地域の内科医がやらなければ地域の需要にこたえることは不可能だろう。

そしてちゃんと開業医をしていれば、一番大変なのは精神疾患であることは誰もが知っている。

「ちゃんと」は「精神疾患を避けなければ」という意味。

 

富山市の精神科は完全予約制となっていて1~2か月待ちは当たり前で、ひどい時は3か月先を指定してくる。

よその精神科で門前払いをくらってうちに来る患者さんも大勢おられる。

患者さんにしてみればつらくて、1日でも早くという心境なのは容易に察しがつく。

 

システムはお偉い方に任せるが、とにかく精神科の診療、とくにカウンセリングのできる医者がもっともっと必要である。

それがこの3年でとりあえずわかった、富山市の医療の課題だと思われる。