医者のものづくり

テーマ:油絵・盆栽・サックスでものづくりをして、患者さんにちょっとしたプレゼントができるようになりたい!

Try again

http://www.hosp.u-toyama.ac.jp/guide/medical/images/emergency/01.png

(写真;富山大学附属病院 災害・救命センターHPより)

 

一夜眠ったら痛みは何とか引いたので、気を取り直して書いてみます。

若かりし頃、私はこの2人の医師にとても影響を受けました。私が大学の救急にいた時にたまたま東日本大震災が起こり、たまたまこの3人が在籍していたこともあります。

 

技術ももちろん教わりましたが、影響を受けたのは技術だけ

ではありません。医者としての姿勢や心、魂みたいなものも学ぶことが多かったです。

 

っと、書こうと思ったのは、診察室で若い医療関係の方が仕事が合わないと言って泣いていたから、ちょっとなんか、なんでもいいから書いてみたくなったんですけどあらためて書こうとすると私ごときじゃあまり書くことはないな・・・

 

それでも私が思うことを正直に書くとするなら、仕事が人生のすべてじゃないってこと。私たちは医者である前に人間なんだという当たり前のこと。

 

たしかに人の命を扱う仕事は大変だし、ちょっと特殊な部分もあるかもしれない。精神を保つのもすごく苦労する。そこは時間をかけて自分で覚えるしかないとこでもある。

 

でも誤解を恐れずに言えば、私が医者として成長する時間は正確には診察室の中ではないと思う。必死に診察室の中にいる時は、ひたすら格闘しているだけ。

本当に成長するのは、戦場のような診察室の格闘を終えた夜、もしくは朝。一人でいる時間。はた目にはただワインを飲んで音楽を聴いているだけにしか見えないそんな時間こそが成長の時間だと私は思う。

 

例えば癌が見つかり、それを患者さんへ言わなければならない時。その言い方はもっとこうしたほうがよかったんじゃないかとか、そんな話はいらなかったんじゃないかとか、そういうことを一人考えるわけです。そんなことを繰り返して私はここまで来たし、これからもそうしていく。

 

だから結局は仕事といったって、どこまでが仕事でどこからが遊びもしくは休息かなんて線引きはないんです。温泉に入りながらひたすら苦しんでいる時間だってあるんだから。

 

あ、えーと何が言いたかったんだっけ?

んー、つまり仕事は少し気を楽にして長くやっていかないとダメだよってことかな?

時間がかかるんです。とくに技術じゃなくて心を使う仕事は。

だって無限にあるんだよ。自分の歩幅で、自分のペースで行くしかないでしょう。

だいたい答えなんてあるわけない。だから自分で試行錯誤していくしかないんです。

 

まぁ、あとはやめることも選択肢として常に用意しておいた方がいい。

私だって、死ぬまで医者でありたいと思いながら、辞めたらどんなにか気楽だなーと思う時だってもちろんあります。

 

辞めたら、朝から絵を描いて、音楽聞いて、映画見て、息子と遊んで・・・

あー、楽しそう(笑)

でもそんな人生は永遠に来ないのでしょうね。

だからこの肩に背負える重さを自分で感じながら調整していく。

ついつい全力疾走したくなるけど、燃え尽きないように休みや楽しみを入れながら、それでも1日1日前に行くんだと。

 

そんなことを伝えたいです。人生いい時もあればそうじゃない時もある。

成功ばっかりの人生なんて聞いたことないよ。気楽にね。

では。