あまつぶ内科

富山県富山市にある内科クリニックです。院長が『自分を表現したい』とはじめたブログです。

あまつぶQ&A

あまりにも前回の質問が簡単だったため(笑)、今日は特別にもう一つ行ってみます!

 

Q:「この若さで開業したってすごいな。スポンサーいるのか?」

「2代目でもないのに随分若い先生だね。ろくに臨床経験積んでないでしょこれ。医者なんて総合病院で経験積んでなんぼのもんなのに。」

「日々勉強するのはもちろん大事だけど臨床経験ってのはそれ以上に身につくもんなんだよ。自分で勉強するには限界がある」

 

A:若い若いって、実は私もう37なんですよね。あまり若くない(笑)

ちょっと真面目に答えると、私が一番(この質問者たちが使っている意味の)臨床経験を積んだのは、僻地大町にある市立大町総合病院です。半端じゃなく勉強になりました。なにせ、ほとんど内科の医者がいない。

 

そして大学に一度戻って2年くらいして開業したわけですけど、私が不思議なのはなぜ開業したら臨床経験は積めないって考えてしまうんだろう?そんなことないのに。

 

あと、私はあまり真面目に議論をしたくない。

これはマジで言うのですが、私は批評をする側じゃなくて、創り手でありたい。

そりゃあ、問題が何もないなんていうのは人間の手でつくっている以上ありえないわけです。そして、やっている本人よりも周りの人の方が冷静に、客観的にみれるのも事実でしょう。それでも私は、批判する頭の良さよりも、愚直にコツコツ目の前のことに夢中になること方でいたいんです。

 

高校時代の恩師がこう言ったことが一度だけあるんです。普段は人の批判なんて決してしない人がこう言ったんです。

「お前は創り手の側にならなきゃダメだぞ。俺たち教師がしている研究なんて、所詮だれかが創ったものの評論に過ぎない。でもお前はそっちじゃダメだ。つくる側に行きなさい。」

 

その真意は、もしかしたら私の解釈が間違っているかもですが、(間違ってたら先生、ごめん)おそらく、評論・評価が鋭いのはある意味では当たり前なんです。だって自分で何一つ生み出していないんだもの。いくらでもできる。

でも自分が何かを生み出すのは、苦しんで苦しんで、時間をかけて、そうやって血を吐く思いで生み出すしかない。だってどこにも答えなんてないし、どこにも手がかりすらないんだもの。自分で悪戦苦闘して、その人のやり方で生み出すしかない。

 

どっちがすごいとかそういうんじゃないけど、私が自分の人生をかける道として、やっぱり誰かの作ったものを批評・評価する側じゃなくて、つくる側に居続けたい。そう思ってます。