サブスペシャリティ

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本気モードの記事です。

現在、医者の世界では新しい専門医制度へ変化するためにドタバタしています。2017年開始予定です。

変更点は、基本領域とサブスペシャリティの2階建て構造として、必ず1階を通らないと2階へ行けないようにしたことです。

1階の基本領域は内科や外科、小児科や産婦人科、皮膚科や精神科があります。
2階のサブスペシャリティは私の内科領域で言えば、循環器や呼吸器や消化器があります。

ここからが私の考えです。
上の写真をご覧ください。ご飯と漬物ですね。

ご飯が基本=メイン、漬物がサブ=補助の関係です。
今までのお医者さん達が大きく間違えてきてしまったのは、なぜか漬物ばっかりにこり、基本のご飯をおろそかにしたことです。

内科でいうなら、プライマリ・ケアともいわれる一般内科をおろそかにして、血液や循環器、ひどい人になると循環器でも心不全は診ないことにして、インターベンションと呼ばれる血管治療だけを極めるぜみたいに、どんどん自分の専門を特化させたんです。

その方が、すごく高いレベルに行くことが出来ます。
でもそんな医者は数としてそんなに必要なわけではありません。

大多数の人が必要とし、実際に人々の生活や寿命を改善してきたのは、どう考えても町の開業医なんです。
だいたい一生のうちで高度な医療を必要としないで死んでいく人の方が大多数でしょう。

私が言いたいことは、漬物を極める人は必要だけど、本当に少数だけでよく、私を含めた凡人達が、夢は叶う的なノリで、そっちの世界に行きすぎなんです。ゴッドハンドを目指しすぎるんです(笑)

ゴッドハンドに憧れるのはわかるけど、そんなに特別な人は少しでいいんじゃないでしょうか・・・

優秀じゃない人は、血液を極めて・・・とかを夢見るんじゃなくて、血液はおまけで、基本・基礎の内科は一通りしっかりできますという現実に即した目標が、特に高齢者が多くなる日本には役に立つんじゃないかと思います。

祖父・祖母とよく医者に行きましたけど、祖父が千葉西総合病院で日本トップレベルの心カテを1度受けた以外は、今の私がやっているようなありふれた内科や整形のレベルで十分対応できました。

まぁ、医学部に入って医者になって、優秀じゃないことを受け入れることに抵抗があるかもだけど、客観的に見て、そんなに優秀である必要もないかも・・・って私はどうしても思うんです。

これは半分冗談、半分はちょっぴり本気なんですけど、サブスペシャリティは循環器や血液だけじゃなくて、バイオリンではだめなんでしょうか?・・・ダメですよね、きっと。でも、日野原先生は音楽療法は本当に効くよっておっしゃっていました!