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尊敬する医局の大先輩から、開業までの道すじを記しておいてもらえると助かると言われました。

私ができる数少ない恩返しだと思って書いておきます。

私の経験では、開業で大変なのは、土地探し、仲間集め、そして資金繰りです。

今回はその資金繰りについてです。

お金は銀行から、それもひとつの銀行から全額借りるのが一番良いと思います。
私が気をつけていたことは、①大きな決断だけをすばやく決定することと②自分の熱い思いをみせることです。

①についてですが、元利均等と元金均等の説明をコンサルタントから受けていた時に、細かいことは一切任せることを決断しました。そのかわり、大局を決める大きな決断だけは1日以内に私が決断することにしました。これがうまくいった秘訣の一つ目です。

②についてです。銀行は営利企業には違いありませんが、単たる金貸しではないはずです。採算ある事業、たしかな未来のある事業に融資をして育てるという銀行家の理念を信じました。
あとは行員との出会いがすべてだと思います。

お金に対してはいろいろな考えがあると思いますが、医者は、(少なくとも私は)どうしてもお金は二の次として生きています。
はっきり言えば、たかが経営・たかが経済という思いがあります。

カネにかえられない何かに、この命をつかうんだという信念があります。

でも社会は違いました。お金を中心に回っていると感じることが多々ありました。
不動産の交渉でも、骨の髄まで味わいました。

でも私は、銀行というお金を扱う人達だからこそ、数字に変えられない熱い思いで臨む事にしたんです。
私がこの事業に命を懸けて取り組む覚悟があるのならば、必ず相手に伝わる。
事業採算があるかないかは相手が調査し、判断することだから、私がどうこうすることではないと思ったんです。
これはうまくいった秘訣かは永遠の謎ですが、私はそうしました。

以上です。K先生の参考になるかな・・・

仲間集めは、看護師や事務などを波長の合う人にお願いしていっただけです。
『看護師協会にいかれ~』と大学病院からはアドバイスをもらったけど、行きませんでした。

土地を手に入れ、仲間を集め、お金をどうにかする。
なんかドラクエみたいですね。

私の妻が言ってました。
『人生は冒険だ!』

その通り!