土地探しについて

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周りの先生に、『あんなにいい場所をどうやって手に入れたの?』と質問されたので、
ざっくりと経験談を書いてみます。


私が土地を探した方法は、とにかく歩きまくったのです。

この場所はホリデイもあるし、大きな本屋もあるし、
周辺の小学校や公民館が自分の小さい頃の原風景と似ていてとっても好きな場所でした。

そこで、このエリアとまず決めて、コンサルタントと2人で何時間も車や徒歩で回ったのです。
雪が降ってました。

その後、不動産屋に飛び込みで交渉を行っていきました。

そこからが長く険しい道のりのはじまりでした。

涙ぐましい事柄に打ちのめされ、あきらめかけていた頃に、この土地のオーナーと会うことになりました。

この土地のオーナーは農家の方でした。
会ってみることになりました。

ご自宅に伺うと、とても優しくもてなしてくれて、こう言われたのです。

『土地を譲ってもいいと思える人が現れるのをずっと待っとりました。
お医者ならば、私らも地域に貢献できる。
ぜひ(クリニックを)やってください。』

完全に心が疲れていた当時の私は、本当にうれしくて、神様にみえました。
そして、がんばろうという気持ちが静かに静かに湧きあがってきたのです。

ようやく私の土地探しは終わりました。

土地探しは大変です。自分の力だけではどうにもならないからです。

歩いて歩いて、雪の中をずぼずぼさせながら2時間も3時間も歩いた日もありました。
だから私が言えるのは、自分の足で歩くことと周りの人との出会いを信じることくらいしか言えることがありません。

本当はもっとずっと良い方法があるのかもしれません・・・

でも、苦労して探した土地だからこそ、この場所で生きて、この場所で死ぬんだという、覚悟が生まれました。

やっと死に場所を手に入れました。おおいに安心致しました。

いつの日か必ず、この地で笑って死んでみせるから、私が死んだら、クリニックごとお国にお返しください。

この文章って公式ブログだから、遺言書として認めてくださいね。